いしのまき会議について

 昨今、人口減少や少子高齢化等の社会問題が進み、また、東日本大震災や台風による被害がこれらの社会問題を加速させ、市民ニーズや社会的課題が多様化しています。特に、東日本大震災以降、切迫した石巻市の課題に対応するため、多くの公益活動団体が立ち上がってきました。その中で、公益活動団体同士のネットワークづくりを目的として、平成27年10月に石巻市NPO連絡会議を設立し、公益活動団体同士や行政との協働について理解を深めたり、公益活動団体のマネジメントを学んだりと、全8回の全体会を開催して参りました。

 復興予算事業終了後のソフトランディング局面における公益活動団体の社会的重要性を再認識すると共に、より良い石巻の実現のためには、協働の推進や人材不足、活動資金不足といった共通課題を、公益活動団体同士が連携して乗り越える必要性を感じました。

 このような背景から、 いしのまき会議は令和元年9月13日の設立総会を開催し、 石巻市NPO連絡会議のネットワークを元にガバナンスを強化し、また、NPOだけでなく、自治組織や地縁団体との連携・協働も重要との認識から名称を改め、令和元年10月より活動を開始しました。現在、(1)市民主体のまちづくりの推進、(2)市民公益活動団体同士の協働の推進、(3)行政・企業との協働の推進を柱に掲げて活動しています。

 いしのまき会議は、「石巻市市民公益活動団体との協働に関する条例」にも記されている協働の基本原則(対等、自主性尊重、自立、相互理解、目的意識共有、公開、非営利及び公益性の原則)を遵守し、自発的な活動を展開し、新たに発生する地域課題や多様化する市民ニーズに対応し続けるため、協働するプラットフォームとして機能するよう精進して参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

いしのまき会議 理事会